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Posted by のらんば長崎運営事務局 at

2017年04月08日

マネの社会性や文学性を帯びた絵画的挑戦を強く感じさせる


この頃、パリではアプサントを始めとする度の強い酒による重篤なアルコール依存症が社会問題化しており、本作においても画面中央左部分に描かれるアプサントのほか、地面に転がる酒瓶、男の纏う(洗練された紳士的服装の風刺・揶揄である)古着の黒衣などにマネの社会性や文学性を帯びた絵画的挑戦を強く感じさせる。

なお本作は大多数の批評家が拒絶・拒否したものの、サロン審査に参加していたロマン主義の画家ドラクロワは擁護していたことが知られている。  


Posted by スズコちゃん at 12:21Comments(0)