2017年08月08日

"万人のためのオートクチュール" 先端技術が見せるファッションの未来

 パリ オートクチュールのゲストデザイナーとなって3シーズン目となる「ユイマナカザト(Yuima Nakazato)」。今回のコレクションでは、3D技術を用いた全く新しいオートクチュールの概念を提案してみせた。

 デニムジャケットとパンツ、クラシックなフィットのイブニングドレスや、レザージャケット、MA-1、ニュールック風シルエットのアンサンブルなど、一見するとベーシックなアイテムは、しかし近くで見ると細かなピースを繋ぎ合わせてできていることがわかる。

 “3Dユニット構造テキスタイル”と呼ばれるシステムを用いて、デジタルパターンを元に生地を小さなユニットに裁断。そこから服を「縫う」のではなく「組み立てていく」という工程で制作されたものだ。パズルやレゴブロックのようにも思われるが、体のラインにぴたりと沿ったシルエットはもちろん、スカートのフレアや落ち感なども不足なく表現している。

 前回、前々回は、硬質で厚みが少ないホログラム素材を用いていたが、今回進化した技術により、コットン、ウール、レザーといった通常のテキスタイルで「普通の」服を作ることが可能になったという。特に天然素材は、ジョイント部分がほつれたりと扱いが難しく、樹脂加工をして厚みや質感を整えるなど試行錯誤の末に実現した。



Posted by スズコちゃん at 11:04│Comments(0)
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