2017年08月18日

日傘によって顔に影が落ちるリーズ


 日傘によって顔に影が落ちるリーズ。本作のモデルであるリーズ・トレオは1865年にマルロットで知り合って以来、画家が最も気に入っていたモデルであり、本作以外にも『狩りをするディアナ』『浴女と犬』など複数の作品のモデルを務めている。

 上品な白い衣服を柔らかく照らす陽光の表現。全体的な構図や横を向くリーズの顔の表情の表現にクールベの影響が感じられるほか、色彩を抑えた背景の処理にはカミーユ・コローの影響が指摘されている本作には、画家がこの頃から陽光が生み出す輝くような色彩とその効果に注目していたことも示されてる。

 バルビゾン派の画家カミーユ・コローの影響が指摘されている背景の表現。本作の中で際立つ衣服と黒い腰帯の明調の対比や、やや荒く仕上げられた背景の描写と色彩によってリーズがより強調されていることは注目すべき点のひとつである。



Posted by スズコちゃん at 11:00│Comments(0)
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