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Posted by のらんば長崎運営事務局 at

2018年04月02日

ナヴェ・ナヴェ・マハナ:かぐわしき日々


 後期印象派の画家ポール・ゴーギャン第2次タヒチ滞在期の代表作『ナヴェ・ナヴェ・マハナ:かぐわしき日々』。

 一度帰国したものの再び南国タヒチへと戻ってきた第2次タヒチ滞在期に制作された作品である本作は、現地の人々に取材した群衆的情景を描いた作品で、ゴーギャンのフリーズ(古代ギリシア・ローマ建築において石柱の上に置かれた「まぐさ石(アーキトレーヴ)」のさらに上へ乗せられる装飾が施された石材)風表現への探求が示されている。

 フリーズを連想させる横長の画面の中央へは現地の民族的な衣服を身に着けた5名の若い女性が配されており、各々が象徴的な姿態で立っている。ほぼ同様の髪型で自身の影も描かれない人物表現は絵画としての平面性がよく表れており、装飾的効果も高い。  


Posted by スズコちゃん at 16:54Comments(0)

2018年03月02日

細やかな筆触で描かれる裸婦の手元

縫い物に没頭する裸婦の姿。1881年に開催された第6回印象派展への出品作である本作は、若いモデルを裸体姿を描いた≪裸婦≫作品で、ゴーギャンの画業の中で最初に人々から注目された作品としても重要視されている。

細やかな筆触で描かれる裸婦の手元。第6回印象派展出品時、高名な批評家エミール・ゾラの優秀な弟子で、デカダン派の作家ユイスマンス(※この当時はまだ自然主義者であった)は本作について称賛の言葉を残している。

現実味を感じさせる垂れ下がった肉体。本作にはゴーギャンの裸婦に対する関心はあまり感じられず、背景のマンドリンや裸婦の背後の緑色の衣服などと同様に作品を構成する一要素として取り組んでいる。  


Posted by スズコちゃん at 11:50Comments(0)

2018年01月30日

小学校の算数のテストが超難解だとネットで話題に

成都商報によると、中国の小学校のテストで超難解な問題が出題された。

記事によると、四川省南充市の南充順慶区中小学の5年生のクラスで行われた期末テストの算数の問題が非常に難解だとネット上で話題になっている。

その問題は、「以下は李おばあさんが林さんに出した問題です。林さんに代わって李おばあさんに答えてください。『1隻の船の上にヒツジ26匹とヤギ10匹がいます。船上にいる船長は何歳でしょう?』」というものだ。

記事によると、この問題に対する児童たちの回答はさまざまで、「船長は18歳以上です。なぜなら未成年は船を操縦してはならないからです」「船長は36歳です。船長はナルシストなのでヒツジとヤギの数を自分の年齢としました。そもそも、林さんは自分で真剣に考えて回答すべきで他人に聞くべきではありません。ふう、もうこれ以上お話は作れません」などの回答があったという。

しかし、中には真面目に回答する児童もいて、「確定できません。ヒツジとヤギの頭数と船長の年齢は関係ないので、船長の年齢は出せません」との回答もあったようだ。

この件について順慶区教育教研室は、「この問題の目的は、児童が数学問題に対して疑問を感じる意識や批判する意識、独立した思考能力について考察することにある」と説明。「児童が権威に挑戦する勇気を持ち、固定観念を打破させるためのものだ」と説明した。そのため、模範解答はないのだという。

これに対し、中国のネットユーザーから「これは出題者の先生でも答えられない」「出題者の脳みそはゆがんでいる」「小学生の答えを見ると、出題者のレベルは小学生にも劣ると分かる」など、批判するコメントが多く寄せられた。

一方で、「子どもの開かれた思考と想像力を訓練するのは悪くない」「この問題は良いと思う。理にかなった回答ならすべて正解になるのだから」など、好意的な意見も少なくなかった。  


Posted by スズコちゃん at 12:07Comments(0)

2017年12月30日

オーヴェール=シュル=オワーズの首吊りの家

 
 後期印象派の巨匠ポール・セザンヌ初期の最も重要な作品のひとつ『オーヴェール=シュル=オワーズの首吊りの家』。

 セザンヌがガジェ医師と共にオーヴェール=シュル=オワーズに滞在した1873年に制作され、翌1874年に開催された第1回印象派展へ出品された本作に描かれるのは、パリ北西の地≪オーヴェール=シュル=オワーズ≫の風景で、画家と親しかった印象派の巨匠カミーユ・ピサロや、フィンセント・ファン・ゴッホも同地で制作活動をおこなっている。

 画面最前景には村の中心へと続く田舎道が突然画面左から横切るように大胆に配され、その道の先には二軒の家が左右対称的な位置に配されている。画面の中央やや上部分に空いた空間には中景として村の家々が、さらに遠景にはオーヴェールの景観と青々とした空が広がっている。  


Posted by スズコちゃん at 11:13Comments(0)

2017年11月30日

野性味に溢れた原色的な花々

大豹に襲われる黒人の男性。本作では『異国風景-猿とインディアン(猿とネイティブアメリカン)』とは異なり、襲われる人間(黒人)の苦痛的、恐怖的な表情などは一切描写されず、逃れるような姿態とシルエット的な人体描写によって表現されており、観る者により一方的で重圧的な捕食的態度を感じさせる。

野性味に溢れた原色的な花々。本作は画家が数多く手がけてきた密林に沈む夕日の風景の中に描く対象を配した作品で、本作には黒人男性が人間の背丈ほどはある大きな豹に襲われるというショッキングな対象を置いているのが大きな特徴である。

原始的で葉肉の厚い草木の表現。本作の野性味に溢れた原色的な花々や、原始的で葉肉の厚い、色鮮やかな草木の表現は、ルソーの典型的な密林描写であり、観る者に不可思議で夢想的な印象・心象と、非現実感を植えつける。

煌々と輝きながら暮れてゆく太陽。本作の襲われる人間(黒人)と大豹の姿態は、子供向けに出版された≪野獣たち≫という写真アルバムの中にあった、飼育員と豹が戯れる写真の姿態から取られたものであるが、本作では豹の方を向き戯れる飼育員を、顔を背けた姿に変えて描かれている。

  


Posted by スズコちゃん at 16:14Comments(0)

2017年11月20日

ホイッスラーが好み惹かれていた日本趣味(ジャポネズリー)的な要素

 モデルを務めたクリスティーヌ・スパルタリの表情。フリーア美術館(ワシントン)の孔雀の間(ピーコック・ルーム)マントル・ピースの上に飾られている本作は、女流画家マリー・スティルマンの姉であるクリスティーヌ・スパルタリをモデルに日本の伝統的な着物を着た姿を描いた肖像画的な全身女性像作品である。

 日本の伝統的な着物の模様。日本趣味が醸し出す東洋的雰囲気とモデルの西洋的雰囲気の類稀な融合性は特筆に値する出来栄えである。また画面全体は黄色味が支配しつつも、床面の緑色や茣蓙・着物の深い藍色、腰帯や屏風に朱色など混在となる色彩の調和と統一感は見る者に強烈な印象を与える。

 ホイッスラーが好み惹かれていた日本趣味(ジャポネズリー)的な要素。本作に描き込まれた鮮やかな黄色と深藍色の着物や朱色の腰帯、菖蒲(アヤメ)など日本伝統の花々が描かれた団扇、屏風、東洋的な茣蓙、陶磁器などはホイッスラーが好み惹かれていた日本趣味的な要素が顕著に示された良例である。  


Posted by スズコちゃん at 17:03Comments(0)

2017年10月08日

サウジアラビア、女性の運転禁止を解除へ

 サウジアラビアでこれまで禁止されていた女性の自動車運転が認められる見通しとなった。同国外務省が26日、ツイッターの公式アカウントで明らかにした。

 外務省によると、すでに国王が勅令を出しており、施行に向けた委員会が設置された。30日以内に委員会が勧告を出し、来年6月24日までに政府が施行する。

 国王の息子で駐米大使を務めるハレド王子は、26日の記者会見で「これは我が王国にとって歴史的な日だ」と語った。

 ハレド王子の兄、ムハンマド皇太子は今年6月に副皇太子から昇格して以来、「ビジョン2030」と題した経済改革構想を主導してきた。その目標の中には、女性の就労促進も含まれている。

 ハリド王子は女性の運転解禁も「ビジョン2030」の一環だと述べ、「女性の就業状況を変えるためには、車で通勤できるようにする必要がある」と指摘した。サウジには公共交通機関がほとんどない。

 女性が運転免許を取得するのに男性保護者の許可を得る必要はなくなるという。ただしハリド王子は「女性が運転しなければいけないというわけではなく、運転してもいいということだ」と述べ、その選択は本人次第だと強調した。

 ムハンマド皇太子はすでに、女性の行動を取り締まってきた宗教警察の権限を縮小するなどの改革を進めてきた。23日の建国記念日には、記念行事の会場となったスタジアムに女性の入場が初めて許可された。  


Posted by スズコちゃん at 11:00Comments(0)

2017年09月28日

姉エドマの憂いを帯びたやや寂しげで物思い耽るような表情

 本を読む画家の母親。1870年のサロン(官展)のために制作された本作に描かれるのは、椅子に腰掛け読書する画家の母親(モリゾ夫人)と、それを空虚な眼差しで見つめるベルト・モリゾの姉エドマ(ポンティヨン夫人)の姿で、画家の母親が本を読む姿から別名『読書』とも呼称されている。

 姉エドマの憂いを帯びたやや寂しげで物思い耽るような表情。このモリゾ独特の女性の控えめでありながら不安感を募らせる繊細な表現は、師エドゥアール・マネの描く女性像とは決定的に異なっており、この頃のモリゾの作品へ最も顕著に示される独自性のひとつである。

 左手薬指にはめられる指輪。本作はモリゾがサロンへ出品前にマネへ作品を見せた時、マネに多数の箇所を加筆されてしまい、一時的ではあったがモリゾは「この絵がサロンへ入選するくらいならば、川へ身を投げたマシ」と本作のサロンへの出品の取り止めの意向を示した。  


Posted by スズコちゃん at 11:00Comments(0)

2017年09月18日

赤い屋根、冬の効果

印象派の大画家カミーユ・ピサロの代表作『赤い屋根、冬の効果』。

画家が1872年から住み、本作は80年代まで中心的画題であったセーヌ川下流オワーズ川流域のポントワーズの裏側にあるエルミタージュ地区の風景を描いた作品のうちのひとつで、原題は『赤い屋根の家々、村の一角、冬景色』とされる。カミーユ・ピサロは印象派の画家の中でも、最も戸外での制作を支持・推奨した画家の一人で、本作もエルミタージュ地区のコート・デ・パブ(牛の丘)まで赴き制作した。

本作の画面中央部分に描かれる赤い屋根の家々は、エルミタージュ地区旧道の上方に位置する18世紀に建てられた農家で、背景の小高い丘の奥にはポントワーズの街が見える。

  


Posted by スズコちゃん at 11:00Comments(0)

2017年09月07日

すべてを捨ててもいいと思いました

 ダイアナ元妃にとって、心のよりどころはウイリアム王子(35才)とヘンリー王子(32才)の存在だった。結婚2年目の1982年と、それから2年後の1984年に生まれた2人の息子に、母であるダイアナ元妃はあらん限りの愛情を注いだ。乳母が子育てをする王室の伝統にとらわれず、自分の母乳で育てるスタイルに多くのイギリス国民が親近感を覚えた。だが、子宝に恵まれた一方で、チャールズ皇太子との間には埋められない亀裂が入っていた。

「子供を産む前でも、セックスは3週間に1回くらいだった。ヘンリーを産んだ後は完全に途絶えたわ。セックスレスだったの」(ダイアナ元妃のインタビュー映像より、以下同)

 新婚当初から夫婦生活は3週間に1回、ヘンリー王子を産んで8年後に完全に関係はなくなったという。それでも表向きは夫婦仲がいいように見せなければならない。一家4人の仲むつまじさ、夫婦でときおり見せる抱擁などは、すべて見せかけのものだった。皮肉なことに、取り繕う演技だけは夫婦の息がぴったりあった。

 その頃、ダイアナ元妃もまた別の男性との恋路を走ろうとしていた。それが、彼女のボディーガードを務めていたバリー・マナキー氏だった。

「今まででいちばん夢中になった中の1人について話しますね。24か25才だったころ、私は宮殿スタッフのある男性と恋に落ちました。彼は私の人生でいちばんの親友でした。すべてを捨ててもいいと思いました。(中略)彼に思いを寄せていることは、チャールズも気づいていたわ」

 だがマナキー氏は、1987年に解雇されたあと、バイク事故でこの世を去った。  


Posted by スズコちゃん at 11:29Comments(0)